ドイツのDETAILS Produkteというプロダクトデザインレーベルが開発・販売している、部屋の隅に収まる三角形の時計です。
ただのおもしろグッズでしょ?と切り捨てるには早計です。
通常、時計は目線より高いところの垂直な壁に設置されます。時計の盤面は水平線を眺めるような具合で、時計と見る人の位置関係によっては非常に見にくい角度になることもあります。
むしろ斜め下を向いて、部屋の一番隅にいるこの時計は部屋のあらゆる場所からも見やすく、死角になりません。
「時計は壁にかけるもの」という凝り固まった既成概念が打ち砕かれました。目からウロコとはこのことです。なんで今まで気がつかなかったんだ!
素材はスチールです。ただ曲げただけの造形が、非常にシンプルな意匠と製造上の合理性を両立させていて好感が持てます。
固定方法は、天井にビスを取り付け、そこにマグネットで時計を設置するそうです。地震大国の日本では少し不安がありますね…。
本邦ではこちらで購入できるそうです。